社交ダンス・ベーシック・ルンバでパンチの効いたニューヨーク

ラテン

社交ダンスのベーシックのルンバにお互いが向かい合った体勢から両手をつなぎ腕のコンタクトを使い、二人のボディの向きを一定方向に切替える「ニューヨーク」というフィガーがあります。

パッと切り替えた瞬間の2人の目線が一点にそろっていてお互いの腕の高さと目線が決まったパンチの効いたニューヨークはインパクトがあり目立ちます。それぞれのペアのタイミングやペアそれぞれの個性がありパッと広がりがでてカッコイイですよ。

社交ダンスのラテンの中でもルンバはとても人気があり憧れている方も多いです。奥深い知識を知ればより一層に美しいダンスを楽しめる種目です。

ルンバの魅力に魅せられて、ダンスを始めた方もいるのではないでしょうか。簡単に始められる分、社交ダンスは素直なボディトーンの動きが癖がなく身につくには始めが肝心と思います。

人気のあるパンチの効いた「ニューヨーク」をキレ、エッジの効いたピボットターンを決めるための要点をお伝えします。

社交ダンスの始めが肝心

社交ダンスのルンバはラテンダンスの初歩から覚えていく人気のある種目です。ダンスはゆっくりのリズムと繋いだ手の「強すぎず、弱すぎず」の微妙なコンタクトで踊る「ルンバ」が初心者に適していると言われています。何でもそうですがダンスでも始めに身に付けた癖は、中々変えることは難しいものです。それほど社交ダンスの始めは肝心と言えます。また、社交ダンスは音楽に合わせ踊るものです、音楽の取り方と、相手の目を見てタイミングを合わせることで、音楽性も養われてきます。まさに社交ダンスの始めに音楽を聴いて、お互いのタイミングを合わせて、動き出す、これが肝心なところです。ルンバは社交ダンスの中でもゆったりとした動きです。

リズムは4拍子で、「フォー・ワン」「ツー・スリー・フォー」とカウントを取りながらお互いが向い合い、アイコンタクトしながら動きます。

腕を伸ばして相手の肩に手がとどく距離で、手を取ります。

リーダーの握っている手でリードをしますが、お互いの握る力が強くも弱くもいけません、双方ともに力加減は調整します。

最初の「フォー・ワン」を聞いて「ツー」のカウントが一気にピボットターンで90度方角変えてお互いの腕の高さと目線の位置を合わせて自分達をアピールします。



ルンバでは回転やステップを、滑らかに確実に踏むことで、ゆったりとした踊りのなかで、表情豊かな踊りです。

そのダンスの美しさを引き出すためには、脚と膝とつま先までを真っ直ぐ伸ばして、目線の位置と指先までを丁寧に意識して踊ること。タメができて次の瞬間のステップを素早く動かすことができますし、音楽の表現したムーブメントに大切になってきます。

 

社交ダンス競技会でも技やステップだけでなく、ダンスは「カッコもの」と言われるように、踊る姿が「サマ」になっている形で感情を表現して、簡単に言えば根拠が無くても自信を持った表情です。表情に豊かな踊りを繰り広げてインパクトを持たせるのも重要なポイントです。(根拠のない自信!ドヤ顔でいきましょう)

パンチの効いた「ニューヨーク」の秘訣

ルンバの中でもニューヨークは好んで競技会やパーティーでも使われます初心者、上級者を問わず人気の華やかさがあるステップです。

ニューヨークは前進運動です。向き合って、手を取り合っている状態から、親指足先で床をさすりながら足首を伸ばして、インサイド気味に足先を行く方へ向けて、反対の送り足で押出すことで、ボディを前進させます。(*インサイドは、足の親指からカカトまでの縦ライン部分)

お互いが近づきすぎないように向かい合い立ちます。おおよそお互いの肘から手の先の幅は保つ。

コンタクトをしているお互いの手の高さはベルトの位置くらいにして、届く手の幅を枠として保つといいです。

男子が軽く門の扉でも開くかのように女子の手を取り「前へ」と回転するリードをします。

2人がもう片方の腕を伸ばし開いた瞬間にキレが出て、とてもパンチの効いたダイナミックなニューヨークになります。

 「ニューヨーク」11個のアピールポイント

1 =ニューヨークが決まった時、手の甲を天井に見せる感じ、指が一本一本伸びてなびいている。

2 =上げている腕は肩甲骨から伸ばし肘は極くわずかに緩みを持っている。

3 =頭は突っ込まない。前に出ていると言うよりも上へ上がるつもりで作る。

4 =開いた外側のボディーは思いっきりストレッチさせる。

5 =肩甲骨を降ろすことで、肩を解放する。

6 =グリップは肩よりも低くし、2人が作る角度を90度にする。

7 =内側のボディは肩と骨盤の近づきを「く」の字の形のにする。

8 =膝の裏側へ膝頭を入れる感じ、内股を絞る。

9 =前足のつま先はトゥ・ターンアウトをしている。(内モモを前へ向ける)

10 =後ろ足のつま先は外側を向き親指で押えている。

11 = 2人の目線を1点に集中する。


注意したいところのポイント

・肩や腕があがりやすいので気を付けます。ターン中に両肩の高さは平行のまま枠を崩さず回る。

・「前進 ピボット(回転)」「スクまない(首を縮めない)」「頭は上げたまま」と覚えます。

・ターンするまえに、体重がかかっているヒップの方が高い位置にある。

・方向が変わりターンアウト後は体重を乗せた方のヒップが高くなっている。

 

まとめ

いかがでしたか?ニューヨークはキレが生まれてアピールポイントでもありますから初心者、上級者の方にも人気があります。これからもドンドン磨いていきたいですね。





最後までお読みいただきありがとうございました。

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