社交ダンスの競技ダンス選手の男性陣、スタンダードの試合はご自分でメイクはしていますか?
男性陣、スタンダードの競技ダンスメイクをご自分でもしてみませんか?
何故かというとプロのダンサーやアマチュア選手でも競技ダンスの級が上がるにつれて男性もメイク術が上達してキリッと好感度が上がっていくように思います。
見た目とダンスの技術は比例するようです。自分の顔を分析しながら自分でメイク術にチャレンジ!チョット手を加えるだけでも意識が変わります。
参考として個人の感想を交えてメイク道具紹介とメイクのポイントをまとめてみました。
まずは道具から!用意するものは?
男性の社交ダンス競技のスタンダードダンスメイク術で用意したい必須アイテム
1化粧下地(無色透明タイプのコントロール)。
2ドーラン、もしくはリギットファンデーション。
3白粉(フニッシングパウダー)。
4シェーリング(影をつける)。
5眉パウダーと眉ペンシル。
6アイラインペンシル。
7リップクリーム。
8化粧落とし拭き取りクレンジング、テッシュ。(簡単ふき取りシートタイプもある)
競技選手が男性陣の中で際立つ(プラスお薦めアイテム)
9コンシーラー(赤味やニキビ跡を髭の青みをカバーして立体感を出す)。
10オレンジチークパウダー(肌色コンシーラーにプラスして髭の青みを消す)
11眉ケアセット(眉カットはさみ、眉用のコーム、毛抜き、マスキングテープ)
12ドーランやファンデーションの前にお肌の汗や皮脂を拭き取るローション。
13パッティングして肌を整える保湿効果のあるローションor乳液(BBクリームやオールインワンタイプもあります)
14スポンジパフと筆と綿棒、鏡。
ドーランやファンデーション選び方の基準を決めて。
ドーランやファンデーションと言われています最近は色付きBBクリームというものも出ています化粧品メーカーと種類はとても多いです。
どれが自分に合ったものかを探すだけでも悩みどころです。
またご自分に合った肌質感のもので乾燥肌か皮脂肌か汗で崩れないかなど課題もありますが、先ずは人気のある4つのメーカーをピックアップしました。
普段使いではなく燕尾服のフォーマルで正装のためのメイクですので、しっかりと作り上げる意味でも舞台用のメイク用品のドーランやファンデーションなどがいいかと思います。
カバー力もあり汗や照明などにも化粧崩れも少なく対応できる「三善」「チャコット」化粧品は映画&TV、演劇や舞台、歌舞伎、舞踊、オペラ、バレエ、ダンス、コスプレ、ブライダルメイクなど幅広く使われています。
特徴は強い照明でも発色する素材を使っています。一般的に出まわつているファンデーションや白粉の中にはライトが当たるとあえて明るく蛍光する素材もあります。男性陣は顔だけ白浮きするのは不自然で抵抗あるかと思います。舞台用のドーラン、ファンデーションはその心配はいらないでしょう。
「MAC」「HD」のリギットファンデーションはカバー力と崩れにくくナチュラルな感じで、重ねて塗っても化粧直しがしやすいです。肌に水分油分のバランスを考えると汗を大量にかいてもよれにくいタイプです。
男性は油分と汗がよく出ると乾燥肌ではないと思われている方が多いと思います。実は普段に髭そり後でも特にスキンケアをされていない方は乾燥がちの肌になっています、肌に油分の多いところと少ないところとあり、お顔の肌全体が均等ではないからです。
その場合はクリームタイプの油性ファンデーション、スティックファンデーションが肌を保湿しながらカバー力を発揮できます。
私の教室の場合は、最初にダンスの先生が選んで買って来て下さった色味から始めていました。
「三善」さんのステックファンデーションで626-Cの色は一般的にスタンダードの男性の色として一番無難な色味と思います。ステック状で繰り出して使えるタイプです。スタンダードの燕尾服に映える色を塗るという感覚です。慣れてきましたら次第に自分の好みに合う色を選んでいっても良いとおもいます。
スタンダードダンスのファンデーションメイク
お顔はよく見ると、目の廻りと頬の肌色のト-ンも口周りの髭の濃さでも肌色が違うのが分かると思います。よりナチュラルに均等な色で顔全体塗りますと精悍なお顔立ちが引き立つものです。
化粧下地のコントロールは肌質感を整えられるためキメが細かく塗りむらを防ぎ、ドーランやファンデーション崩れも防ぎます。
お顔立ちを彫りの深い立体的に作り凹凸を際立せて、より一層のフォーマル感をアピールしながらも強くて若々しく明るい健康的なダンサーに仕上げる自信がみなぎるお顔立にジャッジへの印象もよくするでしょう。
全体に塗るベースの色のドーランやファンデーションよりもう一つ二つ濃い色を選んでシェーリング色につかう、又は茶色の頬紅やシャドーを使ってシェーリングができます。引き締まったキリッとした感じで仕上がると思います。小顔効果も演出できます。
スタンダードはラテンほど頑張らないで、ナチュラルに、塗りむらがなく均等に塗るのですが忘れがちな所が顎の下ラインと耳廻りです。額は少量から生え際に向かって塗り伸ばすといいです。
ドーランやファンデーションを塗るスポンジは水に濡らして固く絞って使うと肌への密着度がよくなります。塗り方は顔の中央ツボから外のツまでと塗っていきます。
耳の前フェイスライン、耳の後ろと耳の下の耳下腺などにツボがあります。(図の左耳側参考)
首に降ろすとリンパ節があり老廃物をながして皮膚の生まれ変わりを助けます。血行が良くなることでツヤと弾力性が上がります。
スポンジで程よい圧力加減で毛穴に叩き込むように塗ると顔の引締めとリストアップのメリットがあります。
太めのブラシを使うと薄く付けることができ、毛穴を目立たせずシッカリと均等に手早くできます。
いずれも小顔と引締め効果が期待できる図にある方向に塗ってむくみを流しますと一石二鳥です。
後のフニッシングにパウダー(白粉)を「粉を打つ」と言いますがたっぷりと毛穴に押し込むように付けて定着させていきます。
仕上げに水を吹き付け軽くテッシュオフをして余分な水気をとります。汗をかいても崩れないようになります。
お粉は手間をケチらずしっかりと毛穴に押し込むようにすることが大切です。
汗を拭くときはお顔に対して直角にタオルかハンカチを押さえ付けて汗をとります。
男性はご自分の地肌と違うドーランやファンデーションの色味になる事が想定されます。
顔だけお面に見えてしまうという恥ずかしいことにならないためにも、必ず耳廻りアゴした廻り首まで塗って全体的に一体感を出してください。量は新たに取らないでスポンジに付いている色を塗り伸ばす感覚で充分です。
眉をカッコよく整える
眉を描くためのアイブロウペンシルは黒より0,5トーン明るいグレー色が失敗少なく描けます。または濃いめの茶色のシャドーで眉頭は薄く付け足すくらいで形をつくり眉毛の間に色をつけて影が深くなったように立体感を出します、その後でアイブロウペンシルで眉山から眉尻を描きたします。眉頭の部分は毛を一本一本生やしたように描くと程よい濃さになります。
ご自分の憧れる眉型がありますか?より自然なのは、ご自分の眉を生かして仕上げると無理なく自然です。
眉の上下の余分な毛をカットするだけでも印象は変わります。 指で眉毛を押し上げて緑のラインに出す。慣れていけばコームを使ってできると思います。
足りない部分は上下をペンシルで書き足します。
自信みなぎるお顔立ちは眉力と目力によって表現できます。
図のように一本一本を書き足して本数を増やした描き方はより自然で立体感が出ます。本数のほしいところだけを描いてみて下さい。
眉の濃さを均等にするだけでも顔立ちがスッキリ見えます。眉毛の密集度合いを調整します。眉毛の生えている部分で量が多い部分と少ない部分の差で眉の濃さが違います、鏡で顔を横から見て眉毛全体の高さもカットして揃えます。正面から見てまだ濃いようなら、濃い部分だけ眉毛の長さを短くします。
眉毛が少なくてまつ毛の長さでカバーしたい時のおすすめは、眉マスカラで形を整えながら目じり側へ斜め上へ上がるように撫でながら塗っていき固めます。又は付けまつげに付属のグルー又はアイプチ用のりで眉ブラシで作った形を止めるようにする。いずれも眉毛の中の地肌に眉パウダーを付けて陰影を出しますと彫り深い印象もプラスできます。
仕上げたいイメージはありますか?
クールでスマートなイメージでしたらこんな感じでしょうか。
均等にバランス整えるためにマスキングテープを使ってもいいですね。
眉の上のラインに好みの角度を付けて先に貼って下さい。
その眉下ラインを合わせて眉カットもしくは描いて行きましょう。
次にマスキングテープを外し眉上ラインと全体を修正します。
青い線を目印にして媚山と眉尻を決めて眉を描きます。
悩み別で伺いますと一本一本丁寧に書けない、また色が上手く乗らない場合は、眉尻の位置の少し上で皮膚を引っ張りピーンと張りを出します。ココと決めた眉尻の位置から一気に眉頭に向かって描いてみて下さい、意外と上手く描けます。又はこげ茶のシャドーで地肌に色をつけますと目印にもなり描きやすくなります。立体的な眉に仕上がる利点もあります。
目力アップのアイライン
アイラインはペンシルタイプとリキッドタイプとあります。アイブロウペンシルと併用できるものでもよろしいですが、アイラインはより黒い方が目力は出て眼力強調してりりしい目元になります。
初心者向けはペンシルタイプが使いやすいです。目の瞳色に近いダークブラウンやグレーを選ぶと自然な目力強調できます。
アイラインの描き方は、目をぐるりと囲むよりも、黒目から目尻に向かって1/3程の上下にまつ毛の隙間を埋めるつもりで毛と毛の間に色をつけます。
目を大きくしたい場合、目尻側のまつ毛より長く色を伸ばすと横に大きくなります。
⇧目の目の間隔を狭めて鋭さを出したい時は、目頭側1/3上下のまつ毛に色をつけて目を中心にもってきて力強いイメージにします。
少しだけ強調をしたい場合は下まつ毛の隙間だけにするパターン、上パターンと決めて、まつ毛の根本ラインにペンシルで色をちょんちょんとつけてみてください。気に入るパターンが見つかると思います。
・リキットタイプの場合は汗で色落ちしないようにするには、その人の肌質と皮脂を粉でしっかりと調整した手入れ方法でも変わるように思います。なので落ちにくいと定評のある商品を試して使ってみて経験から相性の良いものが見つかるように思います。
個人的にはリキットタイプで「HD」さんがオイリー肌の自分には良い感じでした。プライベートでは「ケイト」さんがにじみがなく汗ばむ夏場も対応できました。
いずれも時間がたてば汗で落ちる場合もあります、ちょこちょこっと鏡でチェックしてください。にじんでしまった場合は下地で使ったコントロールでサッとふき取れます。
その上からドーラン、ファンデーションで直しをします。
青髭をコンシーラーで、仕上げていく場合は色黒さんは「三善」の4色入りのコンシーラーセットが使い易い。色白肌の方でしたら「マック」のコンシーラーがいいように思います。
口元、唇がガサガサに荒れてしまうことがあります。薬用リップクリームでも良いと思いますし、色が付くタイプもあります。
立体感と引き締め効果を狙うには
お顔を横から見た場合に鼻やオデコアゴ先など高く出っ張っている部分がライトがよく当たり輝いていると引き立ちます。
鼻の側面やお顔の淵周り髪の毛生え際や頬の下など影が出来る部分との光と影を上手く活用するだけで一気に好感度が上がりイメージがよくなります。
肌ベースのドーラン、ファンデーションをした後に影を付けたい所部分にダークな色を足すという順番で徐々にご自分のお顔立ちを活かした影づくりをしていくと上手くなります。
仕上げた肌ベースの後に光、凹凸出したいと思った時や目の下クマが気になるとか、もっと好感度が上がる表情の明るさを追加したいと思う時も大丈夫、ハイライト使いでチョイチョイとできます。
図の黄色い部分に明るい色コンシーラーをすると頬にハリがうまれ生き生きとした表情になります。コンシーラー、シャドーでもいいですし、ワントーン明るい色のドーランまたはファンデーションをつけます。
明るくしたい場所は「にっ^^」と笑って目の下から頬の一番高い位置から上です。目の充血も目立たなくなります。
眉頭から鼻筋の側面に眉毛で使ったシャドーを指を使って撫でると彫り深い鋭さがある引き締まり感がでます。
塗る場所は指先の第一関節をカキカキと折り曲げて痒い所を掻く時の手が動く程のほんのの短い範囲です。
鼻の高さを出したい場合、眉パウダーの茶色のシャドーで鼻の側面小鼻を細長い三角に影を入れると陰影効果により顔の中心が引き締まります。場所は目頭から小鼻の張り出し部分まで縦に塗ります横に手を動かして塗ってはいけますん(ダークな色が頬までついてしまうと逆効果、鼻を低く見せます。)
男性は元々骨格がシッカリしていますからガッツリ鼻筋を描かなくてもよろしい方が多いように見受けますが、鼻筋にハイライトを縦に塗るなどして上手く影つけができれば取り入れたい手法と思います。
まとめ
スタンダードダンスのメイクを何回かご自分でしていくことで、必ず自分の納得できる発見があります。
男性陣、メイク術早わかりで「イケメン」になりますと益々自信が高まり、燕尾姿もカッコイイ、爽やかなダンサーになります。是非ご自分でも挑戦してみてくださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。