社交ダンスパーティや競技会でよく使うステップを紹介します。初心者でも直ぐに踊れるフィガーを繋げてルーティーンにして踊るといいですよ。
社交ダンスでは、主に男子（リーダー）がリードをしながら次のステップを考えて、周りのダンサーの人達との状況判断をしつつ踊りを構成しています。リーダーさんも大変です。
初心者のパートナーさんもリードに素早く合わせる課題があります。
パーティで初対面でもお互いが知っているフィガーで踊れると嬉しいものです。
ダンス上達の一番の特効薬は踊る回数です。パーティダンスや競技会の場数を沢山踏むこと、フィガーを組み立て自分のルーティンがあると迷いませんよね。またダンススポーツとして競技会を目指している方にもフィガーをグループに分けて覚えることで試合会場で無理なく踊ることができます。
高度な技術を必要とするフィガーもペアでルーティンを覚えることで、お互いがステップを踏みやすくなります。また混み合てしまったり、ぶつかっても、直ぐに体制を整えることが出来ます。
社交ダンスには L O D「ライン・オブ・ダンス」時計回りの反対の左回りでフロアを進んで踊っていく交通ルールがあり決まりごとになっています。
社交ダンスを習い始めた初心者さんが初めてダンスパーティに行かれた場合なども難しいステップよりも馴染みのいいフィガーで構成されたルーティンが役立つでしょう。
こちらでは参考までにワルツとタンゴのベーシックフィガーのルーティーンを紹介します。
ワルツ・ベーシック・フィガーのルーティーンを紹介します
NO１男子（部屋の側面で、壁斜めに面して始める）
ナチュラルスピンターン
リバースターンの後半 ４５６
リバースターンの前半
リバースターンの後半
ウイスク
シャッセ フロム PP、１２と３
アウトサイドチェンジPP
ナチュラルターン
NO２男子（LODに背面して）
オープンインピタス
ウィーブ・フロム PP
シャッセ・フロム PP
ナチュラルターン
アウトサイドチェンジ
ナチュラルターン
NO３（新LODに背面して）
ナチュラル・スピンターン（回転量の多い）
ターニングロック トゥ ライト
ウィーブ フロム PP
シャッセ
ナチュラルターン
アウトサイド チェンジ
ナチュラルターン
NO４（コーナーで、壁斜めに面して始める）
ナチュラルスピンターン
リバースターンの後半
ダブルリバース・スピン（男123 女12と3）
ライトシャッセ
アウトサイドチェンジからPP
シャッセ フロム PP
ナチュラルターンの前半
会場の大きさで一面の長さが変わりますので、踊るフィガーを増やす方法、アウトサイドチェンジを一回、二回とつなげることで、距離を出すことが出来ます。会場の距離が短い場合は反対にアウトサイドチェンジのステップを抜いてください。
No 1とNo 2を繰り返して踊られてもパーティ慣れしていないパートナーへのリードには伝わりやすいです。
タンゴ・ベーシック・フィガーのルーティンを紹介します
No 1男子（部屋の側面で、壁斜めに面して始める）
ツゥ・ウォーク
プログレッシブ・リンク
クローズド・プロムナード
バック・コルテ
トゥ・ウォーク
オープン・リバースターン、レディ・アウトサイド（クローズ・フイニッシュ）
＊オープン・フィニッシュ、アウトサイドスイベル、コントラチェック（リンク）
No 2
ツゥ・ウォーク
プログレッシブ・リンク
プロムナード
バックコルテ
ツゥ・ウォーク
オーバースウェイ（スロー スロー スロー）
プロムナード
No 3
ツゥ・ウォーク
プログレッシブ・リンク
プロムナードターンからロックターン（バックコルテ含む）
ツゥ・ウォーク
プログレッシブ・リンク
チェイス 右へシャッセ・横切ってリンク
No 4
プロムナード・リンク
オープン・リバースターン
レディアウトサイド スイベル
コントラチェック PP
プロムナード
No ５
ツゥ・ウォーク リンク
ファンポイント
クローズドフィニッシュ
バックコルテ
ツゥ・ウオーク
フォーラウェー＆スリップピポット
テレマーク
クローズドポジション
コントラ・チェック、ＰＰ
プロムナード
ファイブステップ（中央斜めへ）
全てにツゥ・ウオーク プログレッシブ・リンクから構成しているのでパーツごとで練習する事が出来ます。距離を出したい時も使えます。
クローズド・プロムナードとルーティンを繋げて一つのアルマガメーションも作れますね。
多くのフィガーを取り入れるよりもクローズドポジションとプロムナードポジションをシンプルにつなげて行くだけでもタンゴは初心者でも馴染みやすいと思います。
コーナーでは、ツイストターンとプロムナードターンからのロックターンやご自分が得意とするフィガーを取り入れたらいいですね。
少しアレンジしてチェイス・シャッセの後、男子右足、女子左足をピボットして後ろにかけるホイスク（顔は男子左グリップ、女子右）クロズドポジション（顔は男子右、女子左）・リンクでPPに新コーナー（新LOD）もベーシックですがインパクトあります。
ワンポイント
＊ファイブ・ステップを取り入れた場合の次で踊ることができるフィガーは、全てのプロムナード系が使えます。
＊ツイストターンのターンの時、パートナーの5歩目右足ヒールから小指側のアウトエッジで出して一気にヒール・ボールターンをします左足を素早く添えて体重乗り換えるとキレが生まれます。
まとめ
サークルやお教室で学んでも実際には中々会場では思うように動けなかった頃に先生が私達に作って下さったルーティンですが、この発想のルーティンの組合せはおおいに助かるのではないでしょうか。また、少し難しいフィガーも有りますので、習ってあるフィガーならダンスパーティの時にでも挑戦してみてください、楽しみながらもステップアップできます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
